永遠の0
2011年 10月 04日
講談社文庫から出ている
百田 尚樹氏の
「永遠の0」
内容は
「「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。 」
という感じ。正直このあらすじを見てもう~ん・・・。どうしようかなあ?って感じだったワタクシですがめっちゃヒット
久々に夢中になって読み続けました!
年取るにつれてついつい悲しい事、辛い事には目を背けがちになってしまってここ最近戦争ものには手を出していなかったんですが、これは戦争を軸に零戦や軍隊の背景が凄く具体的に描かれていて飽きさせない展開で本当に面白い作品でした。
併せて「生きる」事に対して常に貪欲であり続けた主人公「宮部 久蔵」が本当に魅力的
自分たちの祖先がこうして築いてくれた今という時間がこんなに贅沢で幸せな事だったんだ、と
そんな風に思えるような感動が詰まってました。
自分の中では今年一番のヒット作品です!
個人的にはこんなに面白い話、映画化されるのでは?と密かに期待しつつ